北信友の講きたしんとものこう

道真公の雨具「御菅蓋(おかんがい)」を奉じる講

北信友の講は御菅蓋を奉じて渡御列に参列する講です。
御菅蓋とは雨湿りに菅原道真公の御神霊を覆い祀る神具で、鳳(おおとり)神輿の前列を渡御します。大きなすげ笠の下に、梅と松を模した金銀の刺繍がほどこされた錦の覆いが下げられており、御神霊を降雨時にお守りする役割を持ついわば雨具です。
現在は船には乗らず、陸渡御のみにて奉仕しています。

北信友の講の歴史

旧大阪北信用組合の組合員親睦を目的とする「北信用友の会」が母体となって、昭和30(1955)年に成立しました。同組合が御菅蓋を大阪天満宮へ献上し、その御菅蓋を拝領したため、当時の理事長であった白井種雄氏を講元として北信用友の講が結成されました。結成当初は船渡御での供奉船の運航も行っておりました。
昭和62(1987)年からは白井家講元のもと、「北信友の講」へ名が改められました。

講元からのメッセージ
講長:白井 義雄

私たち北信友の講は、雷神となられた伝説のある道真公の御神霊の雨傘をお持ちして行列に参列しております。
本年も、日本三大祭の1つである天神祭がさらなる盛会となりますよう、祈念をこめてご奉仕いたします。

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