大阪天満ライオンズクラブ奉仕講
おおさかてんまらいおんずくらぶほうしこう

地域に根ざした「大阪天満ライオンズクラブ」の講

本講は、大阪天満宮を拠点とした地域に根ざした「大阪天満ライオンズクラブ」が母体で、天神祭には「講」となって奉仕させていただいています。7月24日の鉾流神事、25日は陸渡御、船渡御に参加し、船渡御では供奉船にて奉仕させていただいております。

本講の歴史は比較的若く、発足は44年前の1980年。ライオンズクラブの活動の一環として、海外の学生が日本の文化に触れる活動があり、その際に「大阪の文化の一つとして天神祭を知っていただきたい。」というライオンズクラブの精神に、当時の大阪天満ライオンズクラブメンバーでもあった先の寺井種茂宮司にご賛同いただき本講の活動がスタートしました。
以来毎年、海外の学生や市民の皆様にご乗船いただき天神祭を楽しんでいただいたという歴史も刻みながら、本年も天神祭の神事及び神賑行事に参加させていただきます。

ちなみに、大阪天満ライオンズクラブには大阪天満宮の寺井種治宮司もメンバーとして所属いただいているほか、鳳講、地車講、神鉾講、福梅講などの講に所属しているメンバーもいることから、天神祭では大阪天満ライオンズクラブ奉仕講だけでなく、それぞれの講でクラブメンバーが活躍しています。

「御迎人形(おむかえにんぎょう)」をレプリカで再現

特に注目すべき点は、かつて江戸時代に天神祭に行き交う船渡御船に装飾物として、大阪の商人などの人々が競い設置していた豪華絢爛な「御迎人形」のうち羽柴秀吉の像を本講がレプリカで再現した点。
その人形を、現在も船渡御の際に大阪天満ライオンズクラブ奉仕講船の先頭に装飾し、シンボリックに船中船外の方々に特別感を感じていただいています。
御迎人形について

講元からのメッセージ
講元:白石 博一

本講に所属する大阪天満ライオンズクラブのメンバーは、様々な講の講元や講員として活躍し、毎年天神祭を盛り上げております。今年も鉾流し神事から陸渡御、船渡御、そして還御祭までの一連の行事に全て参加させていただきます。

天神祭というと花火が有名ですが、天神祭は本来、大阪天満宮の御祭神である菅原道真公をはじめとする神様が、大阪の街を巡り、大阪の皆さんが安寧に暮らしているか、辛いことはないか、病気になっていないかと見て廻られるという行事です。

7月24日の鉾流神事から、7月25日の陸渡御、船渡御はその流れの一つで、神様が陸渡御や船渡御で街を巡っている際に、退屈にされてはいけない、楽しんでいただこうという気持ちから、本をご用意したり、お茶をご用意する、踊りを見ていただく、というものが神様をお供する「講」の役割であり、花火は船渡御の際に神様に楽しんでいただきたいとの思いから打ち上げられるものです。

ぜひ、7月25日には、そのような観点で、天神祭をお楽しみいただけたらと思います。
大阪の夏の風物詩の一つ、天神祭をどうぞお楽しみください。

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