敬神婦人会・采女講
けいしんふじんかい・うねめこう

神さまにお仕えする采女と稚児

敬神婦人会・采女講は、天神祭の陸渡御に登場する采女(うねめ)・稚児(ちご)行列のお世話を担当しています。采女・稚児は「神さまにお仕えする人」であり、衣装を着て神さまの行列のお供をする役目です。

采女は戦前「八処女(やおとめ)」といい、北新地・南地・堀江・新町の芸妓さんが務めていました。現在は采女・稚児ともに一般から広く募集しています。

定員は、采女は未婚の女性が10名、お稚児さんは4歳から10歳のお子さんが40名前後です。お稚児さんには付き添いが必要で、着物の準備、着付けなどは用意しています。

神さまに奉仕する采女や稚児を務めることは、大変名誉であり、縁起が良いとされています。

敬神婦人会とは

大阪天満宮の敬神婦人会は昭和31年に発足しました。氏子の女性による団体で、現在の会員は約200名です。天神祭の奉仕以外にも、天満天神えびす祭吉兆場・おみくじ奉仕、七五三のお土産販売奉仕など、さまざまな神社での奉仕活動を行っています。また敬神婦人会として、陸渡御の行列にも参加しています。

講元からのメッセージ
会長:寺井 圭子

昨今は、お祭りに訪れる外国の方も増え、采女の行列には外国の方の参加もあります。国際化が進むこれからの時代、日本の伝統文化を知っていただくためにも、多くの方に参加していただきたいと思います。

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